2018-10-31 (本を読みました1)米原万里「オリガ・モリゾウナの反語法 米原万里「オリガ・モリゾウナの反語法」 ロシア語の通訳としてご活躍されているお姿は以前にかなり拝見したが、作家としてのご作品には初めてである。 著者の幼少の体験から、それを振り返っていく過程で、ソビエト時代のソビエト国民の苦労を、悲惨な内容ではあるがさらりと書き連ねられている。時代の様子がよくわかり、また、わ物語で綴られているので感情移入がしやすく、読み通しやすい作品であった。 さすがに書籍紹介のサイトで上位にくる作品であった。